理論研究者あるある：一日喋りまくって仕事した気になる

ここ2,3週間、実験グループとの共同研究の理論パートについて
一人黙々と取り組み、全然上手く行かず、半泣きで試行錯誤してました。

中途半端で報告するのも逆に混乱させるので…
ある程度まともな報告が出来るぐらいまで進めて…
と思って早2,3週間ですから、
何も報告しない方が迷惑なレベルになってしまいました。

ひとまず現状報告の資料を作って、メールで送りました。
資料を作ることで頭が整理されたのと、
早く報告しないと、と思い続けて来たことから一旦開放されて、
少し気が楽になりました。

昼はC君と外の中華に行きました。
昨日見つけた論文が彼の研究に関連がありそうだったので
これを印刷して持って行き、待ち時間にあれこれ議論しました。
喋っていただけですが、ランチタイムまで仕事なんて
さながらデキるビジネスマン(！)

研究室に戻ってからは、F君と論文の構成の相談。
途中からN君も加わり、16:30頃まで議論しました。

個人的な考えですが、余程慣れていない限り、
書くことと考えることは切り離した方が良いと思っています。

今日の議論では、ポストイットを使うことで、
何を書くかを書き出したり、並び替えたり、
新しいことを加えたりして、考えを整理することが出来たし、
論文の構成がかなり煮詰まった感触がありました。
自分がしたことは、ほぼ喋っただけですが、仕事した感を感じました笑

論文の構成に使ったポストイットの残骸

その後、修士論文の最終版を提出し終わった2人が戻って来たので
彼らを囲んでお茶を飲みながら労いました。

修士２年の彼らは、去年の秋頃から修論に向けて忙しくなり
年末年始返上で修論を書き上げて、その後に審査会を経て、
そこで受けた指摘をもとに修論を改訂して、
今日ようやく開放されたわけですね。長い間お疲れ様。
きっと色んな学びがあって、大きく成長しているはずです。
二人とも博士課程に進むので、さらなる飛躍を期待します。

苦労話や全く関係ない話などしていたら19時ぐらいに。
今日は喋りっぱなしの一日で、充実した一日だった。