ディラック電子とテラヘルツ周波数変換

2020/03/18

研究成果

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室温でテラヘルツ周波数を高効率に変換できる物質を発見 -質量ゼロの電子に由来する周波数変換機構を解明- | 物性研究所

共同研究の成果が明日
Physical Review Letters のオンライン版に出版されることになり
それに先立って、物性研からプレスリリースが出ました。

研究の内容については、
リンク先に正確で分かりやすい解説があるので
是非見て頂ければと思います。

自分はこの共同研究チームに
唯一の理論家として参加させて頂きました。

実験とのコラボレーションは初めての経験で、
色々と迷惑も掛け、重圧も感じながらでしたが、
自分としては精一杯頑張って、とても成長させて頂きました。
こんな貴重な機会を頂いたことに本当に感謝です・・・!

思えば実験との接点は、自分が物理の道を選んでから
ずっとどこか憧れていたことでした。

もともと高校生の頃「数学が好き」ぐらいの軽いノリで
京大理学部に入学しました。京大は入学後に専攻を選ぶんですね。

昔から好きだった数学に進むのか・・・
受験勉強で少し好きになってきた物理に進むのか・・・

そして物理を選んで今に至るわけですが、決め手は
「たまたま生まれ落ちたのも何かの縁やし、
 この世界(自然)のことをより深く知ってみたい」
ということでした。

とは言え数式も好きなので理論系に進んだわけですが、
自然と直接対話する実験への憧れも持ち続けて来ました。

今回実験とコラボさせて頂いて、1つ夢が叶いました。
実際の実験データを見ながら、何が起きているのか、
とてもワクワクする謎解きで、とても楽しかったです。
(詳しくは是非プレスリリースをご覧ください!)

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自己紹介

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東京大学 物性研究所 (柏キャンパス) で物性物理学の理論研究をしています。 ブログは最近撮り始めた写真の公開と日記を中心につらつら書くつもりです。 ごくたまに、研究活動に関わる有益な情報を発信出来たらいいなと思っています。

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