爽やかなリジェクトとアフリカの諺

2020/06/25

ひとりごと 日記

t f B! P L
在宅勤務になって、一人でちゃちゃっとやって
先月公開した単著論文ですが

High-Order Nonlinear Optical Response of a Twisted Bilayer Graphene

研究成果のプレプリントをarXivで公開しました。 無料でどなたでもアクセス出来るので 試しにクリックして見て頂けると嬉しいです。 High-Order Nonlinear Optical Response of a Twisted Bilayer Graphene ...

せっかくなので(?)
某有名雑誌に投稿していました。
単著で有名雑誌って格好いいので
何かの間違いで掲載されないかなと笑

短期間でやった全体的に薄味な研究なのですが
この物質は最近とても注目度が高いこともあって
話題性の意味ではワンチャンあるか?と・・・

1ヶ月半ぐらい経って3名の査読の結果・・・
今日あえなくリジェクトの通知を頂戴しました。残念!

結果は残念ですが、なんか妙に爽やかな気分です。
査読者はみんな論文を詳しく読んでくれていて
論文は明快によく書けているし、解析もうまくやっているとの評
でも結果が派手じゃないから別の雑誌でどうぞ、という
3人ともそんな評価で、自己評価もそんな感じなので・・・笑

判決を不服として上告する権利はあるのですが
そんな気は一切起こらず笑 
大人しくもう少し専門的な雑誌へ再投稿することにします。
(修正の要求がゼロの場合、そのまま投稿していいんだろうか笑)




速く行きたければ、一人で行け。
遠くまで行きたければ、みんなで行け。

というアフリカの諺を思い出します。

単著の論文は、
準備や投稿手続きなどがさっさと進む反面、
研究の広がりや論文の詰め、論文掲載までの頑張りなど
少し小さく収まってしまう傾向があるかなと。

何人かの共著の論文だと、その逆で、
論文の準備には時間がかかりますね
全員が納得するものにする必要がありますし。
あと単純に共著者が忙しかったり笑
その反面、色んな発想が生まれたり、労働力が増えたり、
人のために頑張れたりで、内容が充実する傾向があるかなと。

そんなことをぼんやり考えた一日でした。

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東京大学 物性研究所 (柏キャンパス) で物性物理学の理論研究をしています。 ブログは最近撮り始めた写真の公開と日記を中心につらつら書くつもりです。 ごくたまに、研究活動に関わる有益な情報を発信出来たらいいなと思っています。

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